ダイエットに役立つと言われる「酵素」。効果的にダイエットするためには、その酵素がどのような働きをしてくれるのか詳しく解説しています。

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ダイエットに役立つ酵素のパワーについて

「最近どうにも疲れが抜けないなぁ…」
「肌がなんだかくすんでるし、シワも増えた気がするの…」
「記憶力が下がってきたような…年かなぁ…」

そんな悩みを持つ方はいらっしゃいませんか?

悩みを解消するために身体にいいものを取り入れたいと思うそこのあなた、「酵素が身体にいい」と聞いたことはありませんか。
テレビや新聞でも見かけたことありますよね。
けれど「酵素って本当に身体にいいの?」って思いますよね。
そこで今日は、酵素について徹底的に調べてみました!

酵素とは

どんな働きをしているのか

酵素の働きってご存じですか?
名前はよく知っていても、実際に私達の身体でどんな働きをしているかを知らない方も多いですよね。「栄養素のひとつでしょ?」と思われている方も少なく無いと思います。

ですが、酵素は栄養素ではありません。

酵素というのは、私達の身体の中で作られるたんぱく質の一種なのです。

酵素の働きで代表的なものは次のようなものがあります。
①食べ物の消化
②皮膚の新陳代謝
③血液の循環

これだけでも、身体にとってとても重要な役割があることがわかりますね。

酵素とは

簡単に言いますと、酵素というのは身体を動かしている機能があるのです。

そして酵素には三種類のものがあります。
①消化酵素
②代謝酵素
③食物酵素

①消化酵素
私達が食べ物を食べたあと、胃腸では身体に吸収できるように食べ物を細かく分解しています。その時に「消化酵素」がはたらきます。
例えば唾液に含まれるアミラーゼ、胃液に含まれるペプシンが「消化酵素」に当たります。

②代謝酵素
消化酵素が分解した栄養素を、全身の細胞に運ぶ役目をしているのが「代謝酵素」です。例えば運動した時にエネルギーが消費されるのを補ったり、老廃物を排出したり、体外から侵入したウイルスを退治する時にこの「代謝酵素」が働いています。

③食物酵素
消化酵素と代謝酵素は人間の体内で作られるものですが、食物酵素は違います。食物酵素は、野菜や果物、魚、発酵食品等に含まれている酵素です。
健康のためには、消化酵素はなるべく使わないようにし、代謝酵素の量を増やす必要があります。そのためには、食物酵素を取り入れることで消化酵素の働きを抑えることができます。これにより代謝酵素が活発になります。

不足するとどうなるのか

酵素が消化や代謝に深く密接した関係であることはお伝えした通りです。つまり、酵素が不足すると次のような症状が起きます。

●寝付きが悪かったり、目覚めがよくない
●冷え性がひどい
●食べ過ぎでもないのに体重がなかなか減らない
●便秘が続く
●肌が荒れ、シワやシミが増えた

酵素が不足すると消化が悪くなり、栄養をうまく吸収できなくなります。また、代謝が落ち、老廃物の排出が悪くなります。これにより身体への不調が起きるのです。

酵素がもたらす効果とは

(便秘症状、抗酸化、運動能力、骨密度、はい炎症などの改善)

酵素はさまざまな身体の不調を解決します。
次に例をあげます。

①便秘症状の改善
まず食物酵素は、消化酵素の働きを助けます。
例えば、お魚を食べる時に大根おろしをつけますが、大根おろしが消化に良いと聞いたことはありませんか?実は大根おろしには、ジアスターゼという酵素が含まれていて、それが体内で消化を助けるのです。
つまり食物酵素をたくさん摂ると、よりよいかたちで消化がされるのです。

消化がよくなると腸内環境が改善します。それにより悪玉菌の増加も抑えられ、免疫力もアップします。
便秘にお悩みの方は、消化がされていないことが原因の一つですので、酵素を摂ることによって正しい腸内環境になり、満足できるお通じが可能になります。

②身体の抗酸化
人間は年を取るのが当たり前ですが、いつまでも若々しくいたいですよね。
実は老化とは「身体が酸化すること」と最近の研究ではみなされています。
身体の酸化はどうやって起きるかというと、私達の体内で活性酸素が増えすぎてしまうことが原因なのです。

私達が呼吸で取り入れる酸素のうち2%が活性酸素に変わるのですが、この活性酸素は増えすぎると健康な細胞を酸化させるはたらきがあるのです。
その酸化を防ぐために食物酵素を摂る必要があります。

③代謝低下を防ぐ
人間は年齢とともに代謝が落ちていきます。そうなると、食べる量が昔と変わっていなくても何故か太ってしまう…という悲しい結果になります。
とはいえ食べる量だけを減らすのは良いダイエットではありません。筋肉量を増やして、代謝を上げることがダイエットには重要です。

筋肉を作るためには肉や魚といったたんぱく質を摂る必要がありますが、ただ食べるだけでは効果が低いです。ここで、たんぱく質を分解する酵素を取り入れることで、より効果的に筋肉量を増やすことができます。

酵素不足しがちな人とは

では酵素不足になりやすい人というのはどういう生活をしている人でしょうか。

深夜まで起きている

仕事が遅くまであってどうしても家に帰るのが遅い人や、夜遅くまでテレビを見たりスマホを触っていたりして夜更かししている人は多いでしょう。
ですが、夜遅くに寝ることは酵素不足になる原因の一つです。

身体の中にある酵素は、日中の生活で消費されています。そして不足した酵素を夜寝ている間に増やして補い、また翌日身体を動かせるようにしているのです。
しかし、夜遅くまで起きて睡眠時間を削っていると、酵素が増やせなくなってしまいます。これにより酵素が不足してしまうのです。

また、夜遅くに食事を摂ったり、夜食をしたりする人も多いでしょう。本来深夜の時間帯は酵素を増やすための時間なのですが、そこで食事をしてしまうと無駄に消化酵素が消費されてしまいます。軽い食事どころか、消化吸収の良くないお菓子やインスタント食品などを食べてしまいますと、より消化酵素が使われてしまいます。

つまり、夜更かしすると体内の酵素も増やせず、余計に消化酵素も使われてしまうという悲惨な結果になるのです。

間食や夜食が多い

先ほどの項目にもありましたが、夜食だけではなく日中の間食もよくありません。
消化酵素はできるかぎり使わないようにするのが健康を保つポイントですが、間食をすると余計に消化酵素が使われてしまうことになります。
つまり、きちんと三食を適切な時間に食べることを守るのが重要なのです。

生野菜や果物を食べていない

「生の野菜や果物が好きじゃない」という方は少なくないでしょう。それどころか、「野菜不足? 焼いたり煮たりした野菜を食べているから自分はそんなことないよ?」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
最近では「生の野菜や果物は身体を冷やしてしまうからなるべく控えましょう」などといった健康法もあるのも事実です。

ですが、実はそれは大きな間違いです。
煮たり焼いたりと、加熱処理された野菜には食物酵素は入っていないのです。
食物酵素は大変熱に弱いので、加熱すると壊れてしまいます。
特に最近は食生活の変化により、生で野菜を食べる機会が少なくなっています。
身体を冷やさないためには、むしろ生の野菜や果物をたくさん食べて酵素を取り入れ、血流を良くしたほうが体温が上がるのです。

肉類をよく食べる

まず肉類に含まれるたんぱく質ですが、たくさん食べると体内でたんぱく質を分解しきれなくなってしまいます。これによりたんぱく質が体内で過剰になってしまい、結果として私達の内臓に悪影響を及ぼします。

肉類にも食物酵素は含まれているのですが、肉類のほとんどは加熱処理をして食べますよね。つまり肉類を食べる時点で、酵素は失われています。なので、肉類ばかりたくさん食べても酵素は増えず消化もできなくなってしまうのです。

ストレスが多い

現代人の生活では何かとストレスが多いですよね。ストレスが溜まると、消化酵素の働きを助ける作用のあるセロトニンが減少してしまい、結果として消化酵素がうまく働かなくなってしまいます。

1日に必要な酵素とは

厚生労働省によりますと、1日に必要な酵素を採るには野菜350グラム、果物200グラムが目標摂取量となっています。
これを具体的にしますと、大きなサラダボウルいっぱいに野菜が入っているぐらいの量を食べる必要があります。
もちろん加熱処理しては酵素が破壊されてしまい何の意味もありませんので、あくまでも生で食べる必要があります。

もちろん、なかなかこれだけの量を食べることは難しいですよね。
最近では酵素ドリンクやカプセル、錠剤などといったサプリメントも各社から販売されています。生の野菜や果物と合わせて、これらのサプリメントを有効に利用して酵素を効率よく摂りましょう。

「酵素」はどうやって作られるの?

腸内酵素を作る腸内細菌とは

最近では、腸内細菌が腸内酵素を作るはたらきについて注目が集まっています。高畑宗明博士が『「腸内酵素力」で、ボケもがんも寄りつかない』(講談社+α新書)という著書でそれを発表し、話題にもなりました。

最近の研究で判明したことですが、私達の体内にある遺伝子の数は約2万2000個なのですが、腸内細菌の遺伝子はその約150倍、約330万個もあります。つまり遺伝子が酵素を作り出すもととなりますので、腸内細菌が酵素を増やすカギなのです。

腸内細菌は私達の中に約1000兆個、重さにすると約1.5~2kgもあります。
これを生かして、腸内細菌のはたらきを良くすることで腸内酵素を作り、結果として健康になれるのです。

腸内細菌の役割

これまで腸内細菌というのは、ただ単に消化吸収を助けるだけの細菌と思われてきました。
しかし近年の研究ではそれだけではないと判明しました。

まず腸内細菌は、消化酵素を作ります。そして私達が摂った食べ物や飲み物を分解し、消化吸収から排泄に至るまでの流れに深く関係しています。

また、腸内細菌は善玉菌と悪玉菌があります。
善玉菌は、分解された栄養素を腸内でしっかりと吸収できるように分解するはたらきを持っています。
善玉菌が少ないと、食べたものを細かく分解することができず、吸収できないまま排泄してしまうことになります。ここでスムーズに排泄できればまだしも、この場合ですとお通じが悪くなり、便秘になりますので身体に悪影響を及ぼします。

さらには、吸収しきれなかった成分が血液やリンパの老廃物となり、排出されずに身体に溜まってしまいます。それらが有害物質となって身体にトラブルを招きます。

つまり、食べたものをしっかり消化吸収し、余計なものを排出するには腸内環境を整え、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスを良くすることが重要なのです。

それだけでなく、腸内細菌がうまく働かないと免疫にも影響を及ぼします。
実は腸管は、免疫に深く関わる体内器官です。ウイルスや病原菌といったものと戦い、身体にとって良い成分はちゃんと取り入れるようにする役割があります。
腸内細菌の衰えは免疫力の低下につながり、危険な病気を招く可能性が非常に高くなるのです。

具体的な食べ物

では具体的にどのような食べ物を摂取すれば、腸内酵素を増やすことができるのでしょうか。

①和食を食べる
近年の日本人の食生活は欧米化しています。ですが、欧米人と日本人の腸内細菌はタイプが異なっているのです。なので、欧米人と同じ食べ物を食べても、日本人はうまく消化ができない場合も少なくないのです。

つまり、日本人にとってより効率よく腸内細菌を増やすには、食事を和食に切り替えることが効果的なのです。
それだけではなく、和食は大変栄養素のバランスが良いので、腸内細菌にとっても良い食事といえます。

②発酵食品を食べる
発酵食品にも様々な種類がありますが、日本人にとって良い発酵食品は納豆や味噌、ぬか漬けなどといったものになります。
これは、昔から作られている発酵食品には大変栄養素が多く、かつ多種多様な菌が含まれていることから体内に取り入れると免疫力が上がるのです。

③良質な油を摂る
現代の日本人が摂りがちな食品は、大量生産の工場やファストフード、コンビニなどといったあまり良くない状態の油で作られた食品であることが多いです。これにより胃腸に余分な負担をかけている場合も少なくありません。

しかし、良質な油を摂ることで改善します。
例えばオリーブオイルやココナッツオイル、亜麻仁油などといったものが挙げられます。
また、青みの魚に含まれるDHAやEPAも、良質な油といえます。

みなさんも正しく体内の酵素を増やして、より健康的に活き活きと過ごせるようになりましょうね。